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沖縄ある記

 

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特定非営利活動法人
沖縄ある記
(地域文化支援ネットワーク)

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復帰前の庁舎

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 中城村の庁舎は、ワトソン高等弁務官や松岡行政主席も出席するなか、1965(昭和40)年10月15日に竣工しました。
 起工式は1964(昭和39)年11月11日。東京オリンピックが行われた翌月のことです。
 総面積約810㎡。建設費6万ドル。村内初となるホールを2階に備え、中部一といわれたモダンな設計のこの建物は、キビ畑の真ん中に立つ「白亜の庁舎」として、注目を集めました。
 国道329号の下に、隠れるような恰好になってしまった現在の姿から、竣工時の輝きは正直、感じられませんが、復帰前から半世紀にわたって、地域にある建物の歴史と価値は、決して減ずるものではないでしょう。


 庁舎入口は、国道329号からシーサーを頂く正門を下った場所。どこが正面玄関かよく分かりませんけど・・・


 三角の波形屋根をもつ建物が、当初からのもの。後年、右側に増築されてL字形になった(?)。
 三角の波形屋根は、米軍関係の建物に多く見られますが、あの形は暑さ対策でしょうか? 専門家ではないのでよく分かりませんが、実利主義の米軍が、単なるデザイン性だけで採用するとも思えないし・・・
 またひとつナゾが増えた感じです。

後ろ(東側)からの眺め。半円形の屋根の意匠は、三角の波形屋根に張り合ったのでしょうか。
(三嶋)

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吉浜加那翁の胸像

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 うるま市勝連の平安名と内間の境、JA前の馬場跡に、吉浜加那という人物の胸像があります。
 平安名出身(明治16年生まれ)の吉浜氏は、1908(明治41)年6月18日、ブラジルのサントス港に入港した笠戸丸に乗っていた日本初のブラジル移民の中の一人です(781人のうち沖縄出身は325人)。
 翌年には、沖縄人として初めてアルゼンチンに入国し、20年近く現地で働きました。その間に氏は故郷・平安名から多くの人々を呼寄せ、同村の発展に尽くしたということです。
 この胸像は、アルゼンチンから20年後に帰村したあとも、村民の尊敬を集めた吉浜氏を讃えて設置されたもので、
1972(昭和47)年1月9日、盛大な序幕式が挙行されました。

 ボクはこの胸像をネットで知ったのですが、現地に行くと、何やらゴツゴツしたタッチに見覚えが・・・帰ってから調べると、やはり、学生時代の恩師・玉那覇正吉先生の作に間違いありません。タバコとニット帽を手放さなかった先生の姿を、久しぶりに思い出したのでした。
 それにしてもブロンズの像は古びて、あんまり手入れされていない感じです。

 胸像が立つ敷地の門の上には、ペンギン? しかもクチバシが折れてるし。片っぽうは破壊されてるし。アルゼンチンにゆかりということで、シーサーの変わりに置いたのか? 真相はナゾです。

 胸像のバックにある存在感タップリの建物。花ブロックも面白いし、垂直に屋上までのびる不定形の壁の意匠が、那覇市にあった少年会館(取り壊された)を思い出させます。

このところ、勝連方面にハマっているので、また、何かあればレポートしたいと思います。
(三嶋)

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戦後沖縄の原点を歩く〜石川ある記報告〜

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 先週の日曜日(5月25日)、『しまたてぃ』取材をかねた、石川の「ある記」を行いました。
 前半は小雨がパラつく天気でしたが、途中から雨も上がって何とか無事に終了することができました。案内していただいた石川部落会会長の松田盛市さんや、石川堂の富間博さん、うるま市教育委員会の宮里実雄さんに感謝です。
 お忙しいなか同行いただきありがとうございました。

 さて、当日はどうだったかですが、戦後史のアレやコレがぎっしり詰まった石川は、「オモシロ不思議な街」という印象でした。戦後の痕跡や昭和の名残りに加え、「戦後初」があちこちにあるので、懐かしいだけじゃない、生きた教材に出会える町といえるでしょう。知れば知るほど知りたくなりました。
 でも、案内や解説板などが少ないのが残念。
 今回名護から参加された玉城一男さんや宮城一夫さんが、仲間と一緒に名護の町中に取り付けたような、写真入りの案内板が石川にもあったらイイんじゃないでしょうか。そこに、ガイドの解説がついたら、もっと町歩きが楽しめますよね。

 集合した石川部落事務所からして、すでに築80年の文化財。

 松田さんの体験話も面白く聞く事ができました(ギャラリーからの質問やツッコミが多くて、やり難かったと思いますがお許しを)。

 規則的に並んだスージ道が石川の特徴。表通りから一歩なかに入ると、懐かしい風景があちこちに残っています。

 戦後初の新聞(ウルマ新報)が刷られた跡地。某銀行の駐車場になっていますが、何の表示もありません。これって結構悲しいですね(涙)。地域の誇りではないですか? 「R新報」さんも、先輩方に敬意を払う何かを残してもいいのでは? などと、みんなでつぶやいたのです(アナログで)。

まだまだ、書き足りませんが、詳しくは『しまたてぃ』65号に掲載予定(たぶん)ですので、ご覧ください。
(三嶋)

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【ご案内】松井健図書贈呈記念講演会(入場無料)

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読谷村の土壌
講師:永塚鎭男先生(元筑波大学教授、日本土壌研究所会長)

ペドロジスト松井健先生の歩み
講師:細野衛先生(東京自然史研究機構)

 このたび、土壌研究者(ペドロジスト)松井健先生の図書コレクションをご家族・関係者のご配慮で、沖縄の地(読谷村)に寄贈いただきました。ご寄贈いただいた図書コレクションを広く県民・村民へご紹介し、活用したく、沖縄の土壌についての講演を先生師事の講師陣によって開催いたしますので、ご案内いたします。(入場無料)

 特に土や地形にたずさわるお仕事(農業、地質、建築土木、植物、発掘、やちむん)関係者に有益かと考えますのでお待ちしております。

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講演会の日時:平成25年6月1日(土)14:00
講演会の場所:読谷村文化センター講座室A
(読谷村役場となり 読谷村字座喜味2901)

主 催:読谷村教育委員会
(問い合わせ先:読谷村立歴史民俗資料館 電話098-958-3141)

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「石川ある記」のご案内

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 先週の報告会で盛り上ったせいでもありませんが、さっそく石川の町歩きの企画が急きょ決定しました。
 今週土曜日25日(土曜日)10時から2時間程度、石川の中心地周辺を散策しますので、ご希望の方はご連絡ください(直接来られる方は、写真の「石川部落事務所」に参集ください)。
 石川はご存知のように戦後沖縄の出発地点となった場所ですが、その割に、当時の話をまとめた出版物やコンテンツは多くないように思います。
 次回の『しまたてぃ』ではその辺の時代に迫りたいと思いますので、是非、取材&散策にご参加いただき、一緒に“ある記”を楽しみましょう!
(三嶋)


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