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特定非営利活動法人
沖縄ある記
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『しまたてぃ』70号

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しまたて協会の『しまたてぃ』70号が刷り上がりました。
「沖縄の戦後を歩く」では、宮古のマクラム通りを取り上げていますので、ご覧ください。
7月に取材した時は夏真っ盛り。太陽光線が尋常じゃないほど強烈で、本島との距離を感じましたが、宮古の戦後史を調べていくと、ほんとに知らないことだらけだったことに驚かされました。やはり人間、自分の足下しか見ていないんだなあ(それも怪しいけど)と、実感させられた次第。


案内いただいた砂川幸夫さんは、宮古琉米文化会館や図書館などに長年勤められた方。
琉米文化会館に関しては以前から調べていたので、その体験談には引き込まれましたし、この施設が果たした役割の再評価が必要ではないかと痛感しました。
短い取材でどれだけ宮古の戦後史が語れたか疑問ではありますが、叱責やご指摘などもふくめた感想をお聞きしたいところです。
(三嶋)

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恩納の豊年祭

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字恩納の豊年祭に行って来ました。
二才頭(ニーセーかしら)を中心に進行される、道ジュネーに付いて行くと、演舞者、地謡、区民の一体感とともに、受け継がれていく伝統行事の素晴らしさを感じました。


ヌンドゥンチ(祝女殿内)で行われる奉納舞踊。
赤い衣装で踊るのは、新しく青年会に入った人たち(ミー青年)で、4人のうち3人が男性。このあと公民館を起点に道ジュネーが行われ、地域の人たちと一緒に、ゾロゾロと由緒あるポイントをひと回り。


道ジュネーでは、地域内のいわれのあるポイントごとに舞踊が演じられ、地謡もライブ。家々からも人が集まり、みんなで一体となって盛り上ります。
最後は公民館近くの角地で踊って終了。夕方から公民館二階の舞台で、本番が行われたようですが、朝からあちこち撮影してヘロヘロだったこちらは、ここであえなくリタイア。舞台見物は来年にとっておきましょうねえ。
(三嶋)

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「何もない」を疑う

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昨年に引き続き、南城市のプロジェクトで地域マップを作成します。
その準備で旧佐敷町の手登根(てどこん)に行ってきました。一人調査というところですね。
同地はこれまで、通り過ぎる事はあっても歩いた事はない地域。同時に図書館で文献資料も探していますが、どうもまだよく分かりません。
ざっと歩いても、ポイントらしき所が見当たらないので少し不安ですが、まあ、それならそれで、聞き取りの楽しみがあるというもの。集落がある以上、人が生きた証しはあるし、人の数だけ物語もあるでしょう。


文化財や人気のスポットがあるから、地域に価値があるのではなく、土地の記憶や思い出こそ面白いし、それを語れる人がいることに意味があると思うのです。


地域を歩くと、「ここには何もないですよ」という言葉をよく耳にしますが、でも「あなたがいるじゃないですか、あなたの話を聞かせてください」と返したいのです。
地域住民が、地元の歴史や暮らしに愛着と誇りを持つならば、何であっても「観光資源」となるでしょう。


旧佐敷町時代のマンホール。
あちこちで干潟が減少し続ける昨今、このトカゲハゼ(トントンミー)は生き残れるでしょうか?
自然と共生してきた沖縄の日常から、かつての環境や暮らしが消えつつある今だからこそ、地域で共有してきた記憶や思い出を次代に引き継ぐ必要があるでしょう。「ここには何もない」では、そこに住んでいる子や孫は救われないじゃないですか?
(三嶋)

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ひまし油

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「十・十空襲」70年目のこの日、ヤンバルの正敏さんを訪ねました。
帰り際、庭に「ひまし油」のもとがあると教えてもらいパチリ。
名前だけは聞いていましたが、見るのは初めてのはず(これまで気づかなかっただけかも)。
帰って調べると植物名はトウゴマ、別名ヒマ。沖縄名はチャンダカシーとあります。
トゲトゲのある丸い種子の形状から、ダニを意味するラテン語の学名が付けられたようですが、ちょっと可哀想。


「ひまし油」は、このトウゴマの種子を絞って採る油。エンジンの潤滑油などにも使われたほか、塗料や石けんなどの工業製品の原料として使用されているようです。


また、最近は、天然植物油として、医療や美容などでもいろいろな使い方がされているとネットで見ました。
幅広い可能性があるように思いますが、ヤンバルの新しい資源として、誰か開発にトライする人はいませんかね。
(三嶋)

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仲泊のウシデーク

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恩納村仲泊で、ウシデーク(臼太鼓)を見学しました。五穀豊穰を祈る女だけの踊りです。
4年に1度の豊年祭の翌年にあたる今年は、旧暦9月9、11、13日に行われるとのことで、この日はその初日。
夕方から地区の婦人たち30人ほどが集まり、三ヶ所のムートゥヤー(旧家)を回ったあと、アシビナーでフィナーレ。


ライトに照らされて浮かび上がる紺絣の晴れ着姿が、どなたも(若い人もチラホラ)キマッテいます。
10番以上続く演目は、見ているだけでも結構ハードですが、高齢とおぼしき婦人でも平気で踊り続けていました。
沖縄女性のパワー、恐るべしです。


ギャラリーの中には、手をいっしょに動かし、楽しげに踊る方の姿も。楽しみなんでしょうね。来年はきっと元気になって、一緒に踊れますよ。
(三嶋)

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