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沖縄ある記

 

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特定非営利活動法人
沖縄ある記
(地域文化支援ネットワーク)

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那覇市首里末吉町2-141-60

■お問い合せ

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字城の写真展

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 名護市の字城(グスク)で、地域の写真展が行われました。文化庁の支援事業、「やんばる山学校」プロジェクトの一環です。
 事業の内容は、公民館に残っている地域の写真や、家庭にある家族のスナップなどを持ち寄って展示し、みんなで思い出を語ろうというもの。
 思い出を共有することで一体感も生まれますし、これまで知らなかった自分史を、身近な年配者から教えてもらう機会ともなります。
 そして何よりいいのは、地域のお年寄りが昔を思いだして若返ること。見ているこちらにも元気が伝染し、楽しくなります。たった1枚の写真でも、そこから紡ぎ出される物語は無限大だと確信します。


 簡単なパネルと自前のプリンターを使った展示。経費をかけず、手づくりで活動できる方法論を確立することが、持続的な発展には欠かせないと感じます。


 展示会のキモは来場者とのユンタク。そのためのスペースを設置し、お茶を用意して楽しく語ってもらいます。展示会は聞き取りのための貴重な現場となります。
 地域には、ヘタな小説やドラマより面白い物語が数多く埋もれています。先達の人生を垣間見ながら、われわれが学べることは無限だと感じます。


 底仁屋公民館で予定されたミニデイに、プロジェクトのメンバーで参入。小学校が閉校となった過疎のムラで聞く体験談は、町中に位置する字城とも異なっていて、たいへん面白いものでした。
 短時間に終わったのは残念ですが、それでも戦後史の断片が聞けたのは貴重でした。沖縄戦が多様だといわれるように、戦後史も地域差があり多彩だと実感しました。それだけに、体験者の聞き取りも急がねばならないでしょうね。いつやるの? 今でしょう!(古いか)。
(三嶋)

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稲嶺名護市長が勝利

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 名護市の市長選で、二期目の稲嶺さんが勝利しました。嬉しい限りです。
 露骨で品のない政府のやり口や、その走狗となって地域を分断する輩が跋扈する昨今の沖縄に、歯噛みしていた人は多いはず。久々の朗報にスカッとしましたね。
 本土にいる娘や友人からも、喜びのメールや電話が届き、共に名護市民の決断に敬意を払いました。(ボクは何もしてないんだけど)喜びを共有できるのはありがたいことです。
 しかし、闘いはこれからでしょう。想像したくはありませんが、血を流す事態にならないとも限りません。
 その時、自分はどうするか。
 傍観者ではなく、当事者としての覚悟が問われそうです。


写真は1997年4月の辺野古海岸。キャンプ・シュワブとの境界がまだユルイころ
(三嶋)

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沖縄ある記新年会

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 新春第1弾は、ネット中継も録画もなしのユンタク会。
 山城まんじゅうやコンビニ・オデンなども持ち寄られ、食べ物がいつにも増して多かったためか(?)、みんないいあんべーで高揚していました(酒はノンアルですけど)。
 今年も、挑戦する「ある記」の実践を目指して、頑張りましょう!

(三嶋)

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前川・底川・知念調査を実施

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 南城市で関わっている地域資源調査で、前川・底川・知念を回ってきました。
 底川と知念は地図もつくりましたので、とりあえず終了ですが、前川(メーガー)はまだあいさつだけでしたので、ほとんど初めて。
 区長さんと数人の方に案内していただきましたが、印象に残ったのは石積みの多さ。屋敷囲いやヒンプン、ワーフール、石畳道など、あちこちにたくさんの石積みを確認し、その精緻な技術や多大な労力に驚かされました。


 ガンガーラの谷に通じるヒージャー(樋川)の前。集落で一番重要な泉で、かつては毎日ここから水を汲み、坂を登って部落まで運んだということです。
 坂の上部には、家族や門中で入ったという民間防空壕が川に向かっていくつも並んでいます。足場も整備されているので、平和学習などに利用されているとのことでした。


 前川の集落内に残る石畳道と屋敷囲い。
 石を運んだり積んだりする気長で難儀な作業は、農閑期や天気が悪い時に続けられたとのこと。
 天気のいい日は農作業だし、いったいいつ休んだの?


 字知念の底川(スクガー)で発見した昔のレンガ。
 先月の忘年会でも底川には来ましたが、歩くたびに何か見つかる所です。このレンガはサイズが今のものと違う、と参加者の一人。つなぎがセメントのようだし、戦後のものでしょうか。


 字知念の集落を下りて行った先、畑のわきから林を抜けると、きれいな海岸が目の前に現れます。
 でも、残念ながら護岸はコンクリート・ブロックで固められているので、みんなガッカリ。少し前までは白砂の自然海岸だったようですが。
 本土にはない白い砂浜は、沖縄がほこる地域資源のひとつだと思いますが、埋め立てや護岸工事で、その多くが姿を消してしまいました。価値観は時代によって変わります。無くなってから気付いても、自然環境は取り返しがつきません。
 人工物を自然に戻す公共工事を、市民も参画しながらみんなで実践するようなことも、考えていいんではないでしょうか。
(三嶋)

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回想法の講演会

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 名護の「やんばる山学校」プロジェクトで実施した、回想法の講演会にたいへん刺激を受けました。
 「高齢者を元気にする回想法」というテーマで、日本福祉大の来島修志先生がお話になりましたが、福祉や医療と博物館がコラボしている実例も紹介いただき、「そうだそうだ」とヒザをたたきました。
 先生がおっしゃるように、回想法は認知症などに効果のある治療法のひとつでしょうが、そのなかで高齢者の生活体験が聞き取れることは、博物館にとっては情報収集の場もなり得るでしょう(高齢者のみなさんが許容する範囲内で)。
 もう長いあいだ低迷する経済と歩調を合わせて、集客数や費用対効果を上げる努力が博物館にも求められてきましたし(想像だけど)、その対策として誘客しやすい企画や広告展開に力を入れているように思えます(想像だけど)が、このままでは、地味でも意義のある企画や住民に役立つ展示などが、コストがかかるとか利益率が低いからという理由で敬遠されるのではないかと心配になります。
 住民の文化的生活に寄与することを博物館が第一義に考えるなら、派手なパフォーマンスはなくとも、地域が元気になる回想法のような実践こそ重要ではないでしょうか。直接的な利益はなくても、中長期的には社会コストの軽減につながりますし、博物館や学校、市民とお年寄りとの交流が活発になれば、あちこちで笑い声が響き、かつてのようなコミュニティを取り戻そうとする動きにもつながる気がします。
 1枚の写真や1個のバーキを前に話が弾み、誰もがプチ幸福を感じられるような機会を博物館が手助けする、ってのは十分アリだと思うんですよね。

(三嶋)

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