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特定非営利活動法人
沖縄ある記
(地域文化支援ネットワーク)

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字知念の追加取材

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現在、字知念(南城市)の地域マップ作りを進めていますが、追加確認のために現地を訪ね、地元の方(前城さん)に案内してもらいました。
地域マップには、できるだけ地元で集めた情報を反映させていますが、ともすれば教科書的な知識を並べたものになり勝ちですので、自戒の念を込めて前城さんの話に耳を傾けました(人によって話が食い違い、何だかよく分からなくなることが多いのも事実なんですが…)。


知念城跡駐車場近くの道路沿いにあるウェーンガマ。道路から2mほど上に見えますが、以前は道路と同じ高さにあって、坂を上り下りする人が、この岩陰で涼をとったり雨宿りに利用したりしたとのことです。知念の集落の多くは、東側の海岸近くにあるため、ヤギのエサなどを苅るために、村の人はこの坂道を日に何度も往復したといいます。


字知念を横切る国道331から見た海岸部の風景。写真右側の、高くなっている部分から隣りの字・具志堅です。撮影地点の背後にはヒージャーガーラという場所があり、知念大川から流れた水が小さな滝をつくっていたようです。地名は、ツブしたヤギ(ヒージャー)を洗っていたことにちなむようですが、現在は覆われた草の間から、コンクリートの排水溝がわずかに見えるだけになっています。
写真に見える農地は、かつてはヒージャーガーラ一の水を利用した水田でした。写真より左側に位置する高台・ウカマシキ(集落の南端)では、昭和40年代ごろまで毛アシビーを行っていたとか。当時の小道具はギターで、男女の出会いの場を盛り上げたようです(弾き手はBGM担当で、損な役回りだったとか)。
(三嶋)

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ウクク(小谷)のテスト・マーイ

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16日から始まる半島芸術祭で行う、「小谷まーい」のテスト歩きを実施してきました。
集落案内の依頼がこの日にあるということなので、いきなり実戦に臨む形で戸惑いもありましたが、何とか無事に終えることが出来ました。


集落入口の坂道にある「美ら石」で、一休みした後に行われたオカリナの演奏会。その澄んだ音色は周囲の野山をやさしく包み込みながら、斜面を下って流れていくようでした。演奏された方々は、南部の施設などを回って演奏会を催しているボランティア団体とのこと。詳しい話は聞けないままでしたが、またお会いしたいものだと思いました。
(三嶋)

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小谷が盛り上っています

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南城市全域を会場にした「半島芸術祭」が、11月16日(土曜)から始まため、字小谷でも何だかソワソワし始めているようです。
タカンリと地元で呼ばれる集落の南東にある高台も、生い茂っていた樹木がユンボでなぎ倒され、整地作業の真最中。この場所は、佐敷から知念半島まで眼下に見渡す絶景ポイントで、かつては毛アシビーの名所だったという話もうなずけます。夜空の下で、若者たちが謡ったり、踊ったり、愛を語ったりする場所だったんでしょうね。


樹木を払ったタカンリに現れた大岩。ガケの上にあり、しかも大きな亀裂があるため、転げ落ちないか心配する声も。


ムラのなかで新たに確認した140年前に造られたというヒンプン。一見するとコンクリートのようですが、4枚の琉球石灰岩がピッタリとつながって出来ています。石は牧港で切り出し、馬天まで舟で運んだあと、10人ほどの村人でこの場所まで担ぎ上げたようです。昔の人はエライ!と言う以外、言葉が見つかりません。
(三嶋)

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ユンタク会(「小谷ある記」報告)

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今回は南城市佐敷小谷(おこく)を歩いた報告。今回は知念で「木創舎」を営む木工作家・城間光雄さんにも参加してもらい、製作中の地域マップを使いながらいろいろユンタクしました。
内容的には前回のユンタク会とリンクしていて、「ちゅくいむじゅくい」に基づくモノづくり、地域づくりをすすめたいというイメージが、漠然としながらも通底していると思います。


村の南東側にある十字路(クシントーグヮー)。何でもない風景に見えても、地元の方にはさまざまな思いが詰まった大切な場所であることは多々あります。単なる情報として処理できないような、人々の思い出や物語を出来るだけ拾い集め、残し伝えたいものです。


集落に残るホウライチク。竹と竹細工で知られた小谷ですが、現在はほとんど過去のものになりつつあります。竹や竹細工の復活が実を結べばいっそう元気になるでしょう。在来資源を利用しながら、課題解決に向かうムーヴメントが期待されます。
(三嶋)

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佐敷字小谷ユンタク会ビデオ

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