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明治村に行ってきた

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愛知県にある「明治村」に初めて行ってきました。
確か明治100年を機に、歴史的建造物の移築・保存を目的に出来た施設ではなかったかと思います(小学生の時にTVで見て、刷り込まれた記憶ですが)。
半世紀を経て訪れる機会に恵まれたかと思うと、感涙ものです。

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全国に残る明治期の建物を集めた空間は、見ごたえ十分。本物の重み・迫力が伝わってきます。
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東京本郷にあり、石川啄木が家族と二階に住んだ家。1階が理髪店。
二階からこちらを見ている、石川啄木らしい等身大の写真パネルが、けっこう不気味ですね(笑)。
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実際に使われていた動力機械の類を集めた建物。富国強兵の掛け声のもと、日本が軽工業から重工業へと推移していく過程が、モノを通して伝わってきます。
実際に動いている機械もあって、興味がつきない展示なんですが、女子には受けないだろうな。

明治村は、沖縄でいえば恩納村の「琉球村」が一番近いでしょうか(規模は違いますが)。歩き回るとかなり疲れますが、頑張れば頑張っただけのお楽しみが待っている感じですね。
集められた本物の建物やモノが素晴らしいのはもちろんですが、何より感心したのは、本物の建物を飲食店や土産品店などに利用するなど、オープンな雰囲気に満ちていたこと。
ディズニーランドより面白かったなあ。
<三嶋>

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地域交流の試み〜新しい教育施設

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たまたま訪れた愛知県豊田市の施設。詳しくは知りませんが、地域の生涯学習の場と、中学校がドッキングした場所のようで、たいへん面白いと思いました。
前回は名護市営市場の一角に出来たミニ・ギャラリーで、今回は大規模な施設を紹介することになりましたが、ことほど多様な取り組みが試みられるのも、地域のつながりをめぐる課題が切迫しているからでしょう。危機感を持つ人が、増加しているように思いますね(ボクもだけど)。
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この真新しい建物は人の出入りが自由で、解放感にあふれています。
地域住民と中学生が同じエリア・建物を共有しているようで、異なる世代の交流を促進する大胆な試みだと感心しました。

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会議室・図書室・喫茶室などや、生涯学習の教室などがあるスペースと中学校との境。
同じ建物の半分が学校で、壁はないんですね。この日は連休だったので、体育館で運動する中学生しか見かけませんでしたが、普段の棲み分けはうまくいってるんでしょうか。
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自由に入れる休息スペースもありました。
組織体制や運営はよく分かりませんが、移住者の増加が目立つこの地域では、もともとの住民と引っ越してきた若い人たちとが一体とならなければ、未来はないとの判断が行政に働いたのではないかと推察します。

コミュニティーのあり方は、沖縄でもさまざまに論じられていますが、このような施設はあまりないのではないでしょうか。
少子高齢化の進展や災害への備えなどの面からみても、これからの社会は、共生の仕組みを建て直すことが重要でしょう。経済成長に固執するのではなく、誰もが共存できる地域社会を創る事が、生き延びる最善の方法だと感じます。
そんな具体的な方法を模索する時代に、ボクらはいつのまにか突入しているんですね。
<三嶋>

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名護に生まれたミニ・ギャラリー

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名護の美術家・宮城一夫さんが、市営市場の一角に、ミニ・ギャラリーを開いたというので、見に行ってきました。
ここはギャラリーでもあり、一夫先生が日ごろから話していた、さまざまな人が出会い、言葉を交わす地域の交流拠点でもあります。市民と同じ目線で美術と向き合うために、仲間と作った実践の場といえます。
積年の思いを形にしたのでしょうが、 “終活”の一貫(?)としてマイ・フィールドを手に入れたというのは、喜ばしいことですね。人が集まり、会話が生まれることで、当事者だけでなく周辺も明るくなります。

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1坪ほどしかないミニ・ギャラリー「スケッチ」。
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近所の子供たちやおじさんたちの作品(?)が、ぎっしりと詰まった空間。ここには観念に縛られた「アーティスト」の能書きや、屁理屈はないようです。
今は単にユンタクを楽しんでいるだけですが、笑顔を絶やさない一夫先生の胸には、熱い思いがフツフツとたぎっているはず。

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オーナーの宮城一夫先生(左)と、その右腕の玉城一男さん(右)。
名護市営市場の一角で起動したこのムーブメントに、那覇から声援を送りたいと思います。
が、何でも続けるのはたいへんですよね。
飽きっぽい一夫先生の踏ん張りに期待しますが、同じ歩調でボクも、この場所を支えたいとかなり真剣に思うんです。
<三嶋>

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安里公民館の勉強会

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県知事を激励し辺野古新基地建設に反対する、「安里・大道・松川の島ぐるみの会」による勉強会が、安里公民館で開かれるというので出かけました。
年輩方が大勢詰めかけ、辺野古や現在の政治状況を憂える切迫感に満ちていました。
社会が大きな曲がり角に来ている今、何をどうしていいか判断に逡巡してしまいがちですが、そんな時には先達の肉声を通して、歴史を俯瞰してみることも有効だと感じます。
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遺骨収集活動を続ける「ガマフヤー」の具志堅隆松さん。
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モノレールおもろまち駅の東にのびる高台あたりが、米陸軍がハーフムーン・ヒルとよんだ丘。
新しい道路(那覇中環状線)の建設で丘は削られ、写真のような風景が現在は眼下に広がっています。
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上の写真と次の写真は、2008年6月22日、ハーフムーン・ヒルで行われた遺骨収集作業の様子。
具志堅さんの呼びかけで、大勢のボランティアが参加して行われた結果、日本兵の遺骨のほか手榴弾や銃弾、遺品なども発見されました。
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すぐ近くに位置するシュガーローフ・ヒルでは、貯水タンク建設や道路工事が急ピッチで進められた結果、収集できない遺骨がまだコンクリートの下には埋っていると具志堅さんは悔やみます。
が、遺骨収集の思いは世代を越えて引き継がれ、コンクリートの下に眠る遺骨も、いつかは陽の光を浴びる時が来るでしょう、と意外なほど明るく話されます。
そう、何かを成す人は、自らの大変さは語らず、明るい未来を語るんですね。
<三嶋>

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ヤンバルの「山野草観察&試食会」

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名護博物館友の会主催の「山野草観察&試食会」に参加し、春の新鮮な緑を、目と胃袋で味わってきました。
県営中城公園学芸員の比嘉正一さんと、名護博物館友の会理事で栄養士の、宮城都志子さんという専門家お二人も一緒なので、心強いこと。
この際なのでイロイロ聞こうと思ったのですが、何を訪ねていいのか分からないことに気づき、これほどまでに自然との距離が遠のいているのかとアキレた次第。

草花の名前や役立ち情報をそのあと教えてもらって大変面白かったのですが、草木の名前などをすぐ忘れてしまい、情けないことこの上なし。記憶力の衰えもさることながら、薄っぺらな知識はやはり身に付かないということでしょうか。

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教えられるまま、手近な草を食べたりしながら、源河川周辺を楽しく歩きました。

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面白い話を山ほどお持ちの比嘉正一さん(県営中城公園学芸員)。

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摘んできた草や葉を使い、旧源河小学校の教室で調理。

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真ん中のパスタはホウビカンジュとクワの葉入り。右下はシャケとツルナの混ぜご飯。
左手前はタラの葉とクワの葉の天ぷら。奥に見える緑はオオタニワタリの味噌炒め。
その他ツワブキのフキ味噌もあって、野草パーティーは盛り上りました。
<三嶋>

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