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綱引きpart1

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与那原の大綱曳に行ってきました。
これまで、あちこちで綱引きを見てきましたが、ここは初めて。「県内三大綱引き」のひとつというぐらい超有名ですが、天の邪鬼としては、あえて避けてきた感じですえ。

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港区コミュニティーセンターの裏に残る、戦前の護岸。
『しまたてぃ』の取材時に教えてもらったもので、当時の護岸はこの部分しか残っていないとのこと。
かつては山原船で栄えた与那原の遺産ですから、大切にして欲しいところですが、ほとんどの人が気付いてないみたいです。

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えびす通り交差点で、交通止めにして行われたガーエー。
子どもから高齢者まで、地域総出で取り組むようすには感動を覚えます。特に魅力的だったのは、旗頭を持つ青年たち以上に、はつらつと踊る若い女性の姿。ほとばしるエネルギーに、元気をもらった気がしました。

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支度を乗せ、見物人の間近を通って綱引き会場の広場まで移動します。高まる緊張感が間近に伝わります。
綱引きの勝負は、このあと広場で二回行われたのですが、われ先にと前に出てくるカメラやケータイにウンザリし、白けて(今は使わないか)しまいました。
地元の方々の綱引きにかける熱い思いは、多少は分かっているつもりでしたが、これだけの大きさの行事になると、イベント化するのもしょうがないところでしょうか。
ここで伝統の継承とか言うと嫌な顔をされそうですが、すべてを観光に収斂させるような流れには注意が必要な気がします。

ちなみに、一般社団法人しまたて協会が持つ、1960年代と思われる与那原の綱引きの写真がありますので、ここで紹介。
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当時も場所は現在とほぼ同じ、埋め立て前の砂浜です。
ここは戦前まで、海水浴場として知られていた場所ですが、残念ながら、この頃から生活排水などの汚れがひどくなったようで、海が身近な存在ではなくなったんでしょうね。
それにしても、この人々の真剣な姿はどうでしょう。
派手さはなくとも、綱を引く人、見物客、みんなが一体となって盛り上がり、殺気立った興奮が伝わってくるようです。
<三嶋>

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