フリオさんの彫刻
2012年8月31日 Category: 沖縄ある記 Comment : 0
「新都心かわら板」9月号で、那覇国際高校にあるゴヤ・フリオさんの彫刻を紹介しました。
周辺がまだ原野だった1998(平成10)年に開校した同校の、校門右にある鉄のオブジェです。
以下、「新都心かわら板」の「新都心を歩く-7」から。
「~この高校にある現代彫刻に気がついた方は、さほど多くないでしょう(学生や保護者以外は入れない感じですしね)。ゴヤ・フリオ氏の「道化の箱船」という、金属作品で、開校した年に制作されたものです。
フリオ氏は1953年アルゼンチンのブエノスアイレス生まれ。両親が西原町出身の移民二世です。1985年来沖して以来、多くの作品を制作し、数多くの受賞歴をもつ作家です。県立博物館・美術館の中庭にある、赤と青の大きな作品も氏の手によるものです。沖縄人の陽気な気質に、アルゼンチンで培われた大らかな感性が融合して、ダイナミックかつ柔らかな(鉄を使っても)作品が生み出されているように思われます。」
(三嶋)