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知覧特攻平和会館は人が多かった

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時期が時期なので、混んでいるはずと思いながら(こちらも都合があるのでしょうがない)、鹿児島の知覧特攻平和会館を訪れました。

案の定、会館内は大勢の人(いつもを知らないけど)で、遺書などを納めたケースに近づくのもままならず、遺品を確かめながら感慨にふける雰囲気も削がれた感じだったのですが、展示されている「飛燕」や「疾風」などを見て興奮。プラモデル少年だったころを思い出しました。

告白するとミリタリー好きで、反戦平和とのアンビバレントな関係が、今まで続いているといえるでしょう。
昭和30年代の少年漫画によく掲載されていた戦記物の影響なのか、それとも(衰えたとはいえ)男の持つ闘争本能かも知れませんが(共感する男子も多いのでは)、あんまり人に言えないのは確か(言っちゃったけど)。

DSCF8319
知覧基地の跡地にある球場。樹木があるあたりが特攻平和会館。
写真手前側には、当時の弾薬庫が今も建っています。

DSCF8313
知覧基地跡の周辺には、当時の建物も人家に混じっていくつか残されています。
これは飛行機の潤滑油やグリースなどを保管した「油脂庫」。米軍機の発射した弾痕が今も壁に確かめられます。

屋内で遺品を保管展示する以外に、こういった戦争遺跡をどのように保存・継承するかは、全国共通の課題でしょう。
日常とかけ離れた(と思われる)戦争や歴史を体感し、想像力を身に付ける教育の場にすることが、現状では有効な利用方法ではないでしょうか。ノスタルジーを煽るだけの単なる展示品・遺物の陳列ではなく、未来をつくるための教材として活用することが、今こそ必要な時ではないかと思いますね。
<三嶋>

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