勝連城跡で考えたこと
2015年7月17日 Category: Myある記 Comment : 0
勝連城跡から帰って考えました。
名付けて「中城湾岸文化リンケージ計画」てのは、どうでしょうか?
中城湾を取り巻く地域が連携することで、湾岸地域の自然や歴史・文化を多様な視点で捉え、データの共有化や人材・ソフト面の交流などを通して、地域活性化につなげるというものですが。
中城湾をドーナツのように取り囲む市町村(うるま市・沖縄市・北中城村・中城村・西原町・与那原町・南城市)の教育委員会などが連携し、中城湾岸の自然や文化的価値を再発見することからスタートし、その魅力や新たな可能性を探ってはどうでしょうか。
行政だけでなく住民も巻き込んだ、地域おこしの一環として取り組んだら面白いと思うんですよね。
中城湾の北に位置する、勝連城跡から見た中城湾。
写真右に中城、遠くに知念半島(南城市)が見えます。
中城城跡付近から見た西原方面。
天気がいい日には、知念半島が意外なほど近くに見えます。
南側(南城市佐敷)から見た中城湾。
遠くに見えるのが勝連半島。
中城湾を見ながら琉球の歴史を考えると、「阿麻和利の乱」で知られる勝連城・中城城・首里城や、初めて琉球を統一した尚巴志の佐敷城、あるいは神の島・久高島などが、極めて近い距離にあることを実感します。
互いに見えるほどの距離なので、かつては湾を隔てた交流もあったのではないか? と思いますが、なかったのなら、これから仲良く連携を深めれば、きっとイイコトがありますよ(たぶんだけど)。
まだまだ美しく、豊かな中城湾を次世代に遺すためにも、今が新たなチャレンジが必要な時だと感じます。
(三嶋)