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南恩納の農業用水路

 Category: Myある記  Comments : 2


恩納村には、字恩納から分離した南恩納という字があります。
かつては、東側に接する金武町屋嘉から、山を越えて運ばれた山原の物資を船に積み替え、ここから那覇に送っていたこともある交通の要衝です。
というようなことを調べ、現地に行ってあれこれ見て来たのですが、思わず足を止めたものがあったので、今回はそれにフォーカス。
紹介するのは、恩納小中学校の裏から、国道58号に並行して走る水路に架かる、コンクリートの用水路。これまで何度か通った道ですが、気づきませんでした。道路で断ち切られているものの、東西に延びるラインはうかがえますが、どちらもその先は草むらに隠れて確認できません。
文献では水路の西側には我那覇という部落があり、宿道も通っていようです。
また、大昔は浅い海が続く土地で、それが徐々に陸地化して間にこの川(水路)が残ったという話もあります。


水路をまたぐ用水路の跡。たぶん、稲作が盛んだった1960年代までは周囲に水田が広がり、この水路にも勢いよく水が流れていたのでしょう。
そういえば、各地で高架の用水路を撮影していたので、ついでにそれも引っ張り出して紹介します。


名護市安部に残る用水路。国道331号をまたぐ橋脚部分の高さは、おそらく沖縄一ではないでしょうか。


金武町金武に残る用水路。最近完成した金武ダムの貯水池にも残っていて、水位が下ると時おり顔を出す事があります。


伊平屋村我喜屋に残る用水路。伊平屋島は稲作がまだ盛んに行われているためか、この用水路はまだ現役のようです。
(三嶋)

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Comment

  1. 琉球交通局 より:

    名護市安部の用水路は、R331を通るときに、いつも気になっておりました!
    上から写した写真、ありがたいですね!

  2. akaminer より:

    宜名真から辺戸周辺にも同時期に作られた水路が残っているようです。高さは安部の水路より高く距離もあります。アメリカ(アリゾナ州)在住の沖縄写真収集家ドン・キューソン氏の古い琉球の写真も残っていますし、最近では青い目が見た「大琉球」著者のオーシュリ,ラブのSNSも調査されています。これらは貴重な遺跡です、是非残してほしいと思います。

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