津堅島ワークショップ報告
2014年6月14日 Category: 沖縄ある記 Comment : 0
今年度予定している「嘉保プロジェクト」の一環で、2回目となる「津堅島ある記」を実施しました。
今回は、「キリ学(沖縄キリスト教学院大学)」の学生約10人も参加して、お年寄りとの交流や島内散策を行い、有意義な時間を共有できたと思います。時おり大雨が降る生憎の天気でしたが、若い人の参加で周囲が明るくなり、大いに助かりました。
もう一つの目的であった、地域写真展のための情報収集は今ひとつだったので、次回も継続かと考えていますが、とにかく、(初対面にも関わらず)お年寄りと学生とがにぎやかに懇談できてよかったと思います。なかでも、若い人たちが「元気をもらえた」と喜んでいたのが印象的で、戦争を生き抜いたオバアちゃんたちのパワーに、彼女たちもタジタジになったようでした。
学生は雨もたいして気にせず楽しげです。(ジジくさい言い方ですが)若さの特権ですよね。
施設のお年寄りに集まってもらい、古い写真をみながらユンタク。限られた短い時間でしたが、いろいろな話を聞くことができました。
津堅小中学校。大きくて立派な校舎が、壁画の向こうに見えますが、現在の在校生は、小学生と中学生を合わせて30人ほど。
この学校出身の嘉保博道さんが、南極観測船「宗谷」で島の沖合を通過した1959 (昭和34)年11月4日朝、近くの山から見送った全校生徒の数が500人余と当時の新聞にありますから、いかに人口が減ったかが分かりますよね。
(三嶋)