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さよなら首里劇場

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首里劇場が閉館するため、「内覧ツアー」をやるというので行ってきた。

天も味方したのか久しぶりに晴れ間がのぞき、集まった人たちの沈みがちな気持ちも、少しは救われたのではないだろうか。

ペンキも剥げ落ちて痛々しい

学生時代には、近くの当之蔵や赤平に住んでいたこともあったので、時々足を運んだ。「エデンの東」のリバイバル上映や、ベトコンのサイゴン解放のニュース映像など観た記憶が蘇る。

その後ピンク映画専門館になり、社会人になるとほとんど関わりがなかったが、無くなるとなると、それはそれで寂しくなるものだ。

舞台の両袖にしつらえられた花道が、芝居小屋だった当時を忍ばせる。
こんな形式の建物は、今ではどこにも残っていないだろう。
舞台裏に残るカマドの跡。
芝居を演じる劇団員は舞台裏に泊まり込み、この場所で自炊したとのこと。
すぐ外に井戸も残っている。
1階と2階の観客席。左右の通路に余裕があるのは、芝居の際に必要なのだろうか。当時のものと異なるが、座席に残る長い木のベンチには、当時驚かされたことを覚えている。2階席は復帰後に使われなくなったとか。消防法とか小難しい法律が、従来のやり方を許さなかったのだろう。

崩れかかった建物のあちこちを案内してもらっていると、沸き起こる人々の歓声や笑い声が、ふっと脳裏に浮かび上がる。辛い浮世をしばし忘れる地域のオアシスが、またひとつ消えてなくなった。

<三嶋>

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