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沖縄ある記

 

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特定非営利活動法人
沖縄ある記
(地域文化支援ネットワーク)

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小禄の追加取材

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『しまたてぃ』の追加撮影で、宇栄原・高良に行ってきました。
強烈な西日を浴びて倒れそうでしたが、何とか必死で持ちこたえた、生還した次第(んなオーバーな)。


「強烈な西日」を演出してみました。が、実際たいへんな暑さではありました。
バス停の名称として残る「高良市場」は、大勢の人があふれたと今も語られる、小禄の戦後復活を印象づける場所だったようですが、現在その痕跡は、このバス停以外ほとんど見当たりません。


小禄新町からは、緑の芝生が鮮やかな自衛隊那覇基地が、建物越しに見えます(写真中央上)。
かつての米軍は自衛隊となり、この飲食街にも貢献しているようです。
あれほど反対運動があった隊員の受け入れも、戦後史の1ページとなったのでしょうか。時代が逆回転しているような昨今の浮世を見ていると、さもありなん。ため息が漏れます。


新町通りで一番にぎやかな三差路の角に、スペシャルボックスを発見。
宵の口、近所のオヤジ連中が集まっては、グダグダとビールでも飲んでいるんでしょうか(見てないけど)。
いいなあ〜。
(三嶋)

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前川と堀川に行きました

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南城市玉城前川の地域マップが完成し、ようやく公民館に納品してきました。
地域を案内する際に、ぜひ使っていただきたいものです。


前川公民館に併設されているホールの舞台には、地元の画家・黒潮波男さんの手による、戦前の風景が描かれています。
集落の西側、現在三差路になっているあたりで、戦前はバンクと呼ばれた場所でした。クムイ(ため池)の前に生い茂る松の大木があり、そこが村芝居の舞台となったそうです。
マツの大木は戦後も3本ほどが残っていましたが、いつの間にかなくなり、クムイも埋められてしまったと聞きました。
区長さんによると、このホールがある公民館も、今年建て替えられるとか。
この絵は何とか残せるといいですけどね。

前川から、県道17号線を雄樋川(ユーヒガー)沿いに下ると、やがて長毛(ナガモー)に着きます。
その河口に、面白そうな橋を見つけて車を止めました。
こちら側が八重瀬町長毛で、対岸が南城市玉城堀川となりますが、戸惑ったのは、堀川側の欄干の柱に「ほりかわば志」とあり、もどって長毛側を見ると「堀川橋」と刻まれていること。
「う〜ん、“ほりかわば志”も味があるけど・・・どっちかにしてほしい」とうなりましたが、(意味はないけど)「堀川橋」を採用しましょう。
ちなみに竣工はどちらにも、「一九六三年四月」と刻まれています。
これはこれで「う〜ん、昭和38年。東京オリンピックの前年だ・・・」と、しばし感慨にふけったのでした。


「堀川橋」から見た河口部、港川方面。港川バイパスにかかる橋は「雄樋川大橋」。


長毛側から見た堀川橋。よく見ると、橋脚下の曲線や、欄干に施された意匠が優美。
比して、最近の橋は画一的で、味気ないデザインが多いなあ、と改めて思ったのでした。
(三嶋)

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新聞(のようなもの)を出します

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県内の博物館情報や、文化活動に取り組む組織・人物などを紹介する印刷物を、以前から作りたいと考えていましたが、とりあえず、「沖縄ある記」の活動報告を兼ねた、新聞(のようなもの)を製作して、様子を見てみることにしました。
当面は、このホームページや、FMレキオの番組ともリンクしながら、月に1度の発行を目指します。
創刊号は、前面に國吉さんのビデオレポート「コレな〜に」を紹介。ネットと紙媒体を連携・コントロールしながら、使いこなすワークショップの場にしたいと考えています。
資金や人材の不足は承知の上。
限られた条件の中で何をやるのか、何ができるのか・・・。大言壮語に終わるかもしれませんが、やってみないと分からないしね。
まずは、“みんなで汗をかきましょう”と言って回ることにします。


新聞『沖縄ある記』。A4版・1枚を新聞と呼んでいいかどうか分かりませんが、今後のページ増と継続を目標に頑張りますので、応援のほどよろしくお願いします。
(三嶋)

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FMレキオは「コレな〜に」

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毎月第3金曜日は、恒例FMレキオの「沖縄ある記」放送の日。今回は、現在、試作を進めている動画コンテンツ「コレな〜に」を取り上げ、國吉さんと紹介&ユンタクしました。
これは、以前から実験していた自前の番組作りの一環で、各地の文化施設や組織などを毎月訪れ、自分たちで撮影・編集した動画コンテンツを、ネットで配信しようというもの。
器材やソフトが廉価になり、受発信の環境が整ってきたことが追い風ですが、素人でも工夫すれば面白い動画コンテンツが作れるし、そのノウハウを蓄積すれば、予算のない博物館などのサポートを市民が担うこともできるだろうと考えたからです。
こういうと結構大げさですが、こちらも金はないので、低コストで高パフォーマンスの実現を目指した努力は必須でしょうね。
また、アナログに対応できる人間力を持った人材育成や、そのための体制づくりも重要でしょう。
地域の先輩方はほとんどがアナログ世界の住人ですし、ITやらPCやらを受け付けない人たちの知見や、ジンブン(生活文化)を引き出して記録することこそが、われわれの火急的課題だと思うからです。
見栄えよりも地域と真摯に向き合い、そこに生きる人たちの足跡や記憶を拾う作業を重視したいですよね。なので、手づくり映像コンテンツ製作という選択は、必然ともいえるのではないでしょうか。
とはいえ、われらがNPO代表・國吉宏昭(ヒロくん)が、ナビ役として登場(予定)する「コレな〜に」シリーズが、今後どう転がっていくのか、ホントはチョッピシ心配なのです。

ラジオのパーソナリティーがすっかり板についた國吉さん(左)。2時台から引き続いて、3時代の「沖縄ある記」に出演。今回は居眠りナシでした。
(三嶋)

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バーキ交流会

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佐敷小谷でバーキ作りを続けている、知念さん親子のもとを名護の人たちが訪れ、和やかな交流が行われました。
昨年度、「沖縄ある記」も参加した南城市商工会の事業で、佐敷小谷の地域資源調査やマップ作りなどを実施しましたが、その際、竹細工について教えてもらった名護の島袋正敏さんたちと、小谷の方たちが交流できるといいなあと思っていたところなので、ちょうどいい出会いが実現した形となりました(今回、こちらは何もしていませんが)。
やはり、共通の意識のある人たちは、互いに引かれ合うということなんでしょうかね。


はじめは遠慮していた知念さんのお父さん(背中)ですが、ヤンバルから上等のタケを用意してきた客人の求めに応じ、タケを細く割きはじめました。


バーキの底ができ上がってきた段階。話をチラチラ聞いていると、名護の作り方と細かな所で多少の違いがある様子(よく分かんないけど)。
知念さんのお父さんは、簡単そうにテキパキと編んでいきますが、「手が覚えているからできるはず」と名護の方から称賛の声。お父さんが柔和な表情で作業を続けるため、よけい簡単に見えてしまいますが、ほんとはかなり難しい技のようです。


足をバーキの中に入れて行う仕上げ段階。
四方に広がっていた底からつながる竹を、巻き込みながら縁を作る(意味が分かるかな?)と完成です。竹を細く削ってから完成まで、正味2時間ぐらいだったでしょうか。
見ているこちらが飽きる間もなく、青々とした1個のバーキが完成しました。
お父さんの手さばきは、ひょうひょうとしていながらリズミカル。無駄がなく的確だと素人目にも分かります。ヤンバルの人たちから「いい勉強になりました」と感謝の言葉を贈られ、はにかんでいたのが印象的でした。
(三嶋)

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