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街中で見つけた桜島爆発の痕跡

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鹿児島県立図書館に初めて行った帰り、ぶらぶらと照国神社近くまでくると、石造の古い建物を見つけたので行ってみることに。

案内板を読むと、1883(明治16)年に造られた建築物で、役所や資料館などとして変遷をかさねたものの、現在は老朽化のため閉鎖されている様子。
DSCF8335
歴史的建造物特有の雰囲気と存在感に興味がつきなかったのですが、現状は放置されている感が強く、「残念だなあ」と近寄って見ると、なんと、階段部分が途中で土に埋っていることを発見!
あれ〜? なんでかあ?
と考えたら、そう、犯人は桜島。
大正3年に起った大爆発の痕跡だったのです。
DSCF8341
よく見ると、隣の石碑も上の方まで埋ってますね。

このところ元気な桜島は、この時警戒レベル4だったので、これを発見(!)した時には、少し不安になりました。
鹿児島には悪いけど、早く沖縄に帰ろうよ。
<三嶋>

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知覧特攻平和会館は人が多かった

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時期が時期なので、混んでいるはずと思いながら(こちらも都合があるのでしょうがない)、鹿児島の知覧特攻平和会館を訪れました。

案の定、会館内は大勢の人(いつもを知らないけど)で、遺書などを納めたケースに近づくのもままならず、遺品を確かめながら感慨にふける雰囲気も削がれた感じだったのですが、展示されている「飛燕」や「疾風」などを見て興奮。プラモデル少年だったころを思い出しました。

告白するとミリタリー好きで、反戦平和とのアンビバレントな関係が、今まで続いているといえるでしょう。
昭和30年代の少年漫画によく掲載されていた戦記物の影響なのか、それとも(衰えたとはいえ)男の持つ闘争本能かも知れませんが(共感する男子も多いのでは)、あんまり人に言えないのは確か(言っちゃったけど)。

DSCF8319
知覧基地の跡地にある球場。樹木があるあたりが特攻平和会館。
写真手前側には、当時の弾薬庫が今も建っています。

DSCF8313
知覧基地跡の周辺には、当時の建物も人家に混じっていくつか残されています。
これは飛行機の潤滑油やグリースなどを保管した「油脂庫」。米軍機の発射した弾痕が今も壁に確かめられます。

屋内で遺品を保管展示する以外に、こういった戦争遺跡をどのように保存・継承するかは、全国共通の課題でしょう。
日常とかけ離れた(と思われる)戦争や歴史を体感し、想像力を身に付ける教育の場にすることが、現状では有効な利用方法ではないでしょうか。ノスタルジーを煽るだけの単なる展示品・遺物の陳列ではなく、未来をつくるための教材として活用することが、今こそ必要な時ではないかと思いますね。
<三嶋>

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鹿児島あれこれ

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鹿児島に行ってきました。
学生時代に船で沖縄と往来していた時は、西鹿児島駅と鹿児島港を使っていましたが、市街地はほとんど知らなかったのでいろいろ新鮮でした。


写真は鹿児島県立博物館の体験室。通りの角で偶然見つけ、ふらっと入った自然史博物館ですが、充実した資料と、何より入館料無料にビックリ。博物館は本来タダが基本ですが、現実はどの館も当たり前のように入館料を徴収してますよねえ。図書館はタダなのに・・・。原点を貫く鹿児島県立博物館の姿勢に共感しました。


鹿児島市内のオシャレな路面電車。欧米の町角のようではないですか。人の目の高さで、ゆったりと走るこれこそ、沖縄が目指す鉄軌道ではないでしょうか。


島津氏の別邸だった仙巌園(せんがんえん)に行き、確か修学旅行で来たなあと思い出しながら歩いていると、猫を祀る神社を発見。
“カワイイ”ブームに乗った新手の神社かと思いきや、「文禄・慶長の役」で朝鮮に出兵した際、時刻を測るために連れて行った猫たちを祀る神社とか。軽く見てすまんすまん。
猫の目を時計変わりに見る方法が書いてあったのでパチリ。猫好きの人は試してみては(もう知ってるか?)
(三嶋)

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