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高良を歩きました

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 那覇市小禄の高良地区は、現在の姿からは想像できませんが、戦後、大勢の人でにぎわった場所です。
 部落の北西に位置する小禄飛行場を米軍が接収したため、自分の土地に帰れない人々があふれたのです。
 交差点の写真に写る、右側のビル(1階がローソン)はかつて風呂屋で、その奥には映画館がありました。
 この交差点(高良交差点)から、東に続く「高良市場」周辺が戦後の中心地で、さまざまな物が売り買いされたほか、料亭や食堂などもあったようです。1954(昭和29)年当時、小禄村の人口1万4400人のうち、7割強が高良に住んでいたと字誌にありますから、いかに大勢の人が暮らしていたかが分かります。
 しかし、他字の人々が「新部落」を建設し、移動しはじめた昭和30年ごろから人口が減り、交通網の整備や商圏の移動が進むと、高良はもとの静かな住宅地へ戻ったようです。
 現在、戦後の姿をしのぶものは見当たりません。
 バス停に残る市場の名と、狭くて曲がりくねった路地だけが、往時の混乱と喧騒を伝えているようです。
 最後に、集落の南側の高台にある小禄南公民館・図書館(旧小禄村役場)を訪ねました。屋上緑化を先取りしたユニークかつエコな建物です。スタッフからは地域に寄せる愛情が感じられ、イイ感じだったことを付け加えます。
(三嶋)

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