宮城一夫遺作展
2020年3月3日 Category: Myある記 Comment : 0
新館建設が進行中の名護博物館で、開催中だった「宮城一夫の楽しき日々」を観てきた。
早いもので、一夫先生が亡くなってそろそろ1年。
突然の訃報に驚かされ、その後も時々思い出しているのだが、今では予告なしに終末を迎えたのも先生らしいと受け入れるようになってきた
。世間の常識を笑い、世人を驚かせ、人生を最後まで楽しみ尽くしたような気がするのだ。
展示会では少年時代から晩年まで、彼の作品や関わりのある人々の文章などがコンパクトに、かつ分かりやすく展示されていた。
12、3年前からの作品や創作の思いしか知らなかっただけに、若い頃の前衛作品が観られたことは収穫。
数年前からは市営市場で私設ギャラリー「スケッチ」をオープンし、市民と共生したアートの姿が見え始めていただけに、志なかばで倒れたことは心残りだったと思う。
しかし、彼の思いはこれからの名護の人たちが、必ずや引き継いでいくと確信したのだった。
<三嶋>