okiaruki

沖縄ある記

 

«Facebook
facebook.com/okiaruki

«Youtube
youtube.com/user/okiaruki

«Ustream ustream.tv/channel/okiaruki

 


特定非営利活動法人
沖縄ある記
(地域文化支援ネットワーク)

〒903-0801
那覇市首里末吉町2-141-60

■お問い合せ

info@okiaruki.com

『しまたてぃ』No.67・新年号が刷り上がりました

 Category: 沖縄ある記  Comment : 0


 同誌に連載中の「戦後の沖縄を歩く」シリーズでは、沖縄市のパークアベニュー(旧センター通り)を取り上げました。
 現在の沖縄市は、コザ市(1956年誕生)が、1974年4月に美里村と合併してできた所で、今年が生誕40周年となります。
 コザ市時代の体験者は減っているはずですが、「コザ」の名称はいまだに現役で、不夜城を誇った基地の街が醸し出す独特の雰囲気を懐かしく思い出す人や、既視感を感じる若い人も少なくないようです。
本土復帰前には、熱い政治の風が沖縄中で吹き荒れましたが、隣人である基地が今も「馬耳東風」状態なのはみなさまご存知の通り。
 しかし、不景気が常態化しているようなこの街は、「反戦平和」と「現実的選択」が拮抗した時代を経た今も、見えない指針を求めてフリコのように揺れつづけているように見えます。
 そんなパークアベニュー界隈の雰囲気を、地元の方々の姿とともに紹介した『しまたてぃ』No.67を、是非ご一読ください(宣伝か!)


今回の案内人は、沖縄市センター自治会会長にして猪突猛進の熱血漢である我喜屋さん
(三嶋)

--------

 

謹賀新年

 Category: 沖縄ある記  Comment : 0



今年もよろしくお願いします。

--------

 

小谷地区の慰労会

 Category: 沖縄ある記  Comment : 0


 南城市佐敷小谷で行った「小谷マーイ(まわり)」と関連イベントが無事に終了し、事業の慰労会が催されました。
 わが「沖縄ある記」も今回、地域の人たちと一緒になってマップ作成などを行いましたが、貴重な勉強の機会になったと思います。小谷の方々に深く感謝したいですね。
 今回のマップでは、かつて有名だったバーキ(竹カゴ)作りを中心にして小谷を紹介していますが、それは、この地で盛んだった竹細工を取り上げることで、当時の暮らしや思い、さまざまな物語を思い出して欲しいと願ったからに他なりません。
 地域の生活の糧であった産業が衰退して久しいのですが、当時のことを家族や隣近所で語り合うことをきっかけにして人生をふり返り、まんざらでもなかったと思えれば幸せではないでしょうか。
 また、時代を共有した地域全体がホットコリとした気持ちに包まれれば、誰しも気持ちが上向くような気がします。
 暗い予感しか浮かばない昨今ですが、かつての輝きをなぞらえることが単なるノスタルジーではなく、自信や情熱を取り戻す起点になるのなら、地域マップもその一助として機能するような気がします。

(三嶋)

--------

 

小谷マーイと竹のプロジェクト

 Category: 沖縄ある記  Comment : 0


南城市を舞台にした第4回半島芸術祭もこの日で最終日。
集落散策と展示、竹細工のワークショップをメインにした「小谷(おこく)マーイ」も、盛況のうちに幕を閉じました。
わが「沖縄ある記」の製作した小谷mapも何とか初日に間に合い、住民をはじめ参加者に配布されていました。
小谷マーイの実施日は16・17日と23・24日の4日間でしたが、地域の先輩方がガイドする散策のほか、かつて盛んだった竹細工の実演などもあって、見学者はもちろん地元の方々も小谷の魅力を再認識したように思います。
やはり行き交う人の姿が増えると、地域全体に活気が戻って来るようです。


拡大した小谷の地域mapを前に。左端が沖縄ある記代表・國吉宏昭。体調もいいようで、地元の方とのユンタクを楽しめたようです。


公民館で実施された地域の写真展と、バーキ類を集めた展示会。オープンしてから写真やバーキの提供が増えた、と聞いて笑いました。話だけでは伝わらないですよね。やって見せないことには。
ここに集まったモノや物語こそ、家庭や地域に眠る「文化資産」。継続して活用できる方法を考えたいと思います。


各家庭に眠る写真を持ち寄れば、立派な写真展ができます。それを地域のアルバムとして共有すれば、立派な地域アーカイブとなるでしょう。
また、その役割を公民館が担うならば、地域の記憶を預かる情報センターとして機能する、新しい公民館の姿を描けるかもしれません。


木陰に設けられた竹のワークショップ会場。久しぶりの方も含めて、腕に覚えのある小谷の先輩方が、いろいろな竹製品を作っていました。写真は、アツイラナという竹細工用のカマで金属片の尻をたたき、ミーゾーキの網目を詰めているところ。


底の部分を上にして、バーキ(カゴ)を編むお父さん。
早い人では7歳ぐらいからバーキを作り、大人では1日に7、8個も作っていたとのこと。家族総出のバーキ作りは貴重な現金収入で、個数がたまると那覇や糸満まで売りに行ったそうです(徒歩で!)。ある人は、中学生のころ糸満まで売りに行っていたそうで、帰りにソバを食べるのが最高の楽しみだったと語っていました。
(三嶋)

--------

 

知念ある記

 Category: 沖縄ある記  Comment : 0


「知念ある記」報告。
予想に反して参加者が少なく、「イイ天気なのにみんなヤーグマイ(家籠り)かい」と少々八つ当たり気味でしたが、ネットで知って参加された方もいて嬉しくなったので、やっぱり地域散策は面白いなあと最後は自画自賛(課題も多いのですが、とりあえず嫌なことは見ないことにして)


まずは知念集落内の歩き。有名な知念グスクはあえて避け、村の中の暮らしや歴史の痕跡を訪ねました。何気ない風景や日常が面白いのです。


字知念の集落歩き終了後、山の反対側に移動してスクガー(底川)を散策。戦後まで存続したものの、今は森の中に痕跡を留めるのみの屋取(ヤードィ)集落跡です。写真の場所から奥の方(東)に、石積みに囲まれた屋敷跡を確認することができます。


木漏れ日の中に横たわる石積み。生い茂る植物の生命力に白旗を揚げ、底川を守る会(城間光雄代表)の皆さんの草刈りも、ここ数年はままならなかったようですが、半島芸術祭を機に再び闘志に火がつき、樹木と格闘の末なんとか散策コースを再整備するまでになったとか(ご苦労様です)。
新聞に取り上げられたこともあって、この日も見学者が多かったようです。


屋敷跡に転がる陶磁器の破片。ヒンプンやゥワーフール、井戸の跡などとともに、森の中にナマナマしく残る生活跡です。
(三嶋)

--------