青島の元宮
2012年9月30日 Category: Myある記 Comment : 0
宮崎の青島に久しぶりに行きました。
海につき出たこの島は、「鬼の洗濯板」と呼ばれる波状の岩で周囲が囲まれ、亜熱帯の植物が繁茂していることで知られています。
しかし、宮崎を代表する観光スポットのこの島の中央に、素朴で静謐なこんな神社があったことは、あまり気にしたことがありませんでした。
驚いたのは、ビロウ(沖縄でクバ)の林が周囲を取り巻いていたことで、思わず古代のウタキ(御嶽)をイメージしてしまいました。
足下には白い砂が続き、祠の周りは古代から続くクバの森。島に打ち寄せる潮騒をすぐそばに聞きながら、ゆらゆらと木漏れ日が漏れる空間に立つと、自然の中に神を感じた原始の感覚が蘇るようで、ウタキの意味が少し分かったような気がしました。ここは宮崎ですけど。
(三嶋)
駅前通り
2012年6月11日 Category: Myある記 Comment : 0
1年ぶりに帰省してきました。
帰るたびに、高校時代まで過ごした田舎町が少しづつ変わっていくことに、複雑な気持ちにさせられます。
写真の駅前通りでは、年ごとに空き地が増えているようです。
しかし、『三丁目の夕陽』の幻想を抱きしめるのではなく、新たな生き方を模索するしかないだろうな、と言い聞かせてもいるんです。自分に。
今の不況や閉塞感は身にしみますが、何とかやり過ごすしかないだろうなと。
政治も経済も行政も当てにならず、みんなが右往左往する状況はこの先も変わらないでしょうが、でも何とか生き延びるしかない。
で、できればそれをギスギスしないで、みんなで楽しくやっていけないものかと考えるわけです。
「何をノンキな」といわれそうですが、リアルな選択の結果が、成長戦略ではなく「共存」だと思うんですよね。
(三嶋)