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2011年12月17日
「沖縄伝承話の記録保存と活用」のシンポ盛況に開催
読谷ゆうがおの会・読谷村立歴史民俗資料館・なご民話の会・NPO法人沖縄伝承話資料センター4者合同による「沖縄伝承話の記録保存と活用」シンポジウムを2011年12月17日(土)14:00~17:00に読谷村立図書館(集会室)において開催したところ、県内各地から40名の参加(県外から2名参加)があり盛況に実施できました。
発表者は①山内源徳(読谷ゆうがおの会会長)「読谷ゆうがおの会の活動報告」、②村山友江(読谷ゆうがおの会会員)「読谷の民話データベース・保存と活用」、③宮城昭美(沖縄市郷土博物館)「沖縄市の民話の記録・保存と普及」、④比嘉久(なご民話の会)「なご民話の会の紙芝居作り」、⑤樋口淳(専修大学教授)「沖縄伝承話データベースとその活用」の5名でした。特に樋口先生からは伝承話活用において、強力な道具となりうるデータベースの内容や活用方法の提言がありました。
いずれの発表も伝承話や民話の調査研究に携わって20年~30年の経歴の方々で、伝承話の魅力に取り憑かれ、保育園、学校、高齢者への伝承話の活用について工夫をこらし実践していました。
今回の報告から伝承話活用の可能性は大きく、魅力ある文化資源だということがわかりました。祖先から受け継いだ記憶や言語の伝承の大切さに触れ、明日からの伝承作業において奮起させてくれるシンポジウムでした。
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