読谷ある記 読谷村文化遺産魅力再発見事業実行委員会 
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読谷村文化遺産魅力再発見事業のあらまし

地域連携の重要性  
これまで「文化と産業」はともすれば相いれない、対立する関係としてとらえられてきました。しかし、地域がもつ力「地域力」は、あらゆるモノやコトが融合した連携のもとに育まれるものであり、かつての暮らしが豊かな自然や人の関係のなかで営まれていきたことは、言うまでもないでしょう。

元気で個性ある地域社会を実現するためには、行政や各種団体、企業、個人がこれまでの枠組みや垣根を越えて連携し、地域がもともと持っている「宝(在来文化資源)」を活かすことが重要です。行政・地域団体・個人が一体となったネットワークをつくり、読谷村がもつ魅力を再発見・再結集し、これからの村づくりに活かしたいと私たちは考えます。
本事業「読谷村文化遺産魅力再発見事業」は、文化庁の「平成23年度文化遺産を活かした観光振興・地域活性化事業」に採択されたもので、平成23年度から平成25年度までの継続事業として実施されます。
   
事業の目的(文化庁募集案内より)  
我が国の「たから」である地域の多様で豊かな文化遺産を活用し、伝統行事・伝統芸能の公開や後継者育成、重要文化財建造物等の公開活用や史跡等の復元・公開など、地域の特色ある総合的な取り組みを支援し、文化振興とともに観光振興・地域経済の活性化を推進することを目的としています。
   
平成23年度事業計画  
1.情報発信事業
(1).読谷村民俗文化財周遊プログラム構築事業
作業予定日:平成23年7月1日~平成24年2月29日
事業内容 :読谷村の豊富な民俗文化財(民湾伝承地・拝所・湧水・建造物)情報を再整理し、村民や観光客が親しみを持って周遊できるよう印刷物(ガイドマップやミニ民話紙芝居)やホームページ等の媒体で情報発信する。23年度は座喜味地区を実施する。

2.普及事業
(1).座喜味城通りふれあい祭り実施事業
開催予定日:平成23年10月8日~9日
場 所  :座喜味城跡、座喜味城通り
事業内容 :国指定史跡座喜味城跡の城下の座喜味城通りにて、伝統芸能発表会や紙芝居による民話語り、文化遺産散策ツアーを行い、読谷村の文化遺産の理解に向けた普及活動を行う。また、民話語りに向けてワークショップ(実演研修)を行う。23年度は座喜味地区を実施する。
   
平成24・25年度事業計画  
第2次読谷村観光振興計画(平成21年度策定)を踏まえ、次の事業を実施する。
(1).読谷村民俗文化財周遊プログラム構築事業
平成23年度事業計画に引き続き、24年度は喜名・やちむんの里地区、25年度は渡具知・比謝川流域地区と順次おこなう。

(2).読谷村文化遺産活用祭り実施事業
平成23年度事業計画に引き続き、24年度は喜名・やちむんの里地区、25年度は渡具知・比謝川流域地区と、民俗文化財周遊プログラム構築事業と連動し順次おこなう。

(3).読谷村文化遺産百選選定事業
読谷村の多種多様な文化遺産から百選を選定するもので、村民や観光客による身近な文化遺産の魅力再発見の機運を高める。最終年度の25年度に行う。

以上の事業は、実行委員会を結成して実施し、これを契機に文化遺産の活用による文化振興・観光振興・地域活性化を目的とする組織結成の芽出しを目指す。

   
実施体制  
本事業は以下の6つの構成団体で組織する「読谷村文化遺産魅力再発見事業実行委員会」で実施します。

読谷村立歴史民俗資料館
読谷村ゆうがおの会(民話伝承サークル)
読谷村文化協会歴史民俗部会
よみたん民泊協力会(観光業協力団体)
座喜味城通りふれあい祭り実行委員会
NPO法人 沖縄ある記(地域文化支援ネットワーク)

また、読谷村教育委員会文化振興化が企画全体の指導を行います。