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2012年11月27日
読谷ある記だよりNO.18
第3回フィールド調査実施
第3回目の喜名フィールド調査を実施しました。まずは、国道58号線から西側にある屋取(移住者集落)を散策しました。近くにはかつて川だった(であろう)側溝がありますが、流れが辿れず、どこからどこへ流れているのか分かりませんでした。住宅の間にひっそりと作られた井泉(カー)跡の碑が、かろうじて当時の暮らしを偲ばせています。
場所を変えて、国道58号線から東側も散策。散策というより探検でした。元の集落中心(ムラウチ)の外れには、琉球王国をつくった尚巴志の八男「前田按司」の墓があり、尚巴志自身が北山討伐に向かう際に通ったと云われる道も残っています。いまでは人の往来もなく、草木が覆い茂っていますが、琉球の歴史に深く関わるこれらの史跡をずっと語り継いでいきたいですね。
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